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2024/05/10 19:12 |
新しいリチウム電池 リチウムポリマー電池の登場

これから普及すると考えられる電池は、リチウムポリマー電池です。

リチウムポリマー電池は、”形がある程度自由になる”という特徴があります。携帯やモバイル系の製品は極限まで小さくしたいけれど,例えば乾電池を使用する場合,その大きさより絶対に小さくはできない制約があります。結果,その電池の形に,携帯などの製品の形も影響されることになる。技術的要素もだけど,デザインや商品企画面でも大きな“縛り”になってしまいます。

リチウムイオン電池も,その電池自体は“セル”と呼ばれる普通の電池のような形で出荷されて,それをメーカーが使用するので,その大きさや形(主に箱型・筒型・板型・ボタン型のセル)別の電池を製品に組み込んでいるのが通常です。

リチウムポリマー電池は、「極薄」の携帯どに使われていますが、中には,簡単に言うと,ゼリーみたいに形状を比較的自由に変えられるタイプのリチウムポリマー電解液というものが入っています。

これがさらに進化していくと,例えば腕時計型携帯電話の,バンドの部分に電池を入れたりすることもできるようになるかもしれません。
 

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2008/10/19 11:23 | Comments(0) | TrackBack() | 開発
リチウムイオン電池の「燃えない」仕組み

携帯にリチウムを使うときの課題は、リチウムがそのままの材質としては“不安定”だったということです。
携帯電話用に十分な多くのエネルギーを貯めておけるけど,充電・放電の時に不安定な材質なため,燃えてしまう危険性があったし,それと同時に当然,搭載しているマシンを壊してしまう可能性もありました。

この課題をどうやって、解決したのか?
実は,リチウムイオン電池の難しさは,電池の材質のことばかりではなくて“電池の使い方”にもありました。そのままでは不安定な,でも強力な材質だったリチウムを物質として安定させる方法が研究され、リチウムイオン電池が作られた。それと同時に,もう1つ,安全を守る仕組みが作られました。

それは、電池自体にコントロール用のICを組み込んだことによります。そのICはいつも電池の状態を監視していて,ちょっとでも異常な動き(規定外の電気的変化)を感じるとすぐに電池の動きを止めてしまう。だから,現在使われているICの入ったリチウムイオン電池は,かえってほかの電池よりも賢くて安全といえます。

ただし、やはり電池というもの自体は,気をつけて使わないといけません。あんな小さなボディに携帯電話を何百時間も動かす電気が入ってることを考えてください。メーカーは普通に使っていたら問題ない形で出荷しているけど,無理に分解したり,熱を加えすぎたりすると破裂することもある。気をつけましょう。

 


2008/10/19 11:21 | Comments(0) | TrackBack() | 開発
充電池(二次電池)についてのおさらい

正しい用語で言うと,充電池は“二次電池”と言います。パワーをチャージして再利用可能,という意味で、二次という言葉を使います。以前は、例えば、ラジコン用は“ニッカド(NIi-Cd)”電池で,ウォークマン用は“ニッケル水素(Ni-MH)”というタイプが使われていました。

リチウムイオンもニッカドもニッケル水素も、それぞれの名前はその二次電池に使用されている素材の名前です。

それぞれ特徴があって,充電したときのエネルギー密度が一番高いのがリチウムイオン。小さくても,高い電圧が確保できて,たくさんの電力を充電できる。だから,簡単に言えば,リチウムイオン電池を使うと小さいけれど大きな電池を付けてるのと同じになる。

携帯用にするとリチウムイオン電池はメリットがありますが、比較的値段が高いし,手軽に使えるという点ではほかの電池もメリットはあります。要は適材適所。でも小型化が進む携帯電話の場合,ほとんどがリチウムイオン。しかし、外国の携帯にはまだまだニッカドを使っているものも多いです。
 


2008/10/19 11:07 | Comments(0) | TrackBack() | 開発
『 Li-ion』とは? リチウムイオン電池について

携帯の電池のカバーをあけると、電池が入っていますね(当たり前)。その電池も一つの製品なので電池としての型番や、製造番号がついています。それに、このごろの大部分の電池には『 Li-ion』という記号が付いています。これはいったいなんじゃろうか、という話です。

☆『 Li-ion』とは?
これは電池の種類のことです。“リチウムイオン”電池です。

☆リチウムイオン電池の特徴
リチウムイオンのすごいところというのは次のような点です。

1. これまでの携帯用の充電池(ニッカドやニッケル水素)に比べると,理論的には半分の重量と大きさで同じだけの電力が確保できる。→  小さい携帯電話を作っても長時間の待ち受けができる

2. これまでの携帯用充電池に比べて3倍以上の高い電圧を引き出すことができる(何本も電池を使わずにすむ) →パソコンなどは(低電力・低電圧化は進んでいるとはいえ)高い電圧で動作する部品が多いことから,メリット

3. 携帯用では使いにくい「メモリ効果」(※)がない

4. 「水銀」「鉛」などの環境に問題があるという物質を使用しない

※ニッカドやニッケル水素充電池の携帯用充電器などで、いっぱいに充電して半分しか使わないで,また充電,と繰り返していると,もともとの容量の半分しか使えなくなるように「メモリー」されてしまい、充電した電池は電力がカラになるまで使い切ってから充電しないと“充電できる電力が少なくなる”(電池がもたなくなる)という欠点。


☆リチウムイオンが持っていた問題点
 理論的に、確かに優れているは分かっていたんだけれど,携帯用の製品にするまでにはいろいろと問題もあったんだ。一番は、材質としては“不安定”だったということ。 簡単に言うと,火を噴いたり,燃えちゃったりするということ。(現在商品として出ているものは,通常燃えることはありません。リコールのニュースなどで話題になるのは、製造上の問題だから,仕組みの問題とは,別です。)
 


2008/10/19 11:04 | Comments(0) | TrackBack() | 開発
携帯電話は電話ではなくケータイなのだ

携帯電話という言葉には電話という言葉が入っているから一応、電話ですが、実際には電話ではなくなっている。ケータイということで、自分が携帯してしていろいろなことができる情報機器ですな。

やることは、まずは、メール。
ケータイサイト閲覧。
スケジューラー、アラーム、目覚まし。
住所録、番号リスト。
電卓、メモ帳。
オサイフケータイ。
音楽ダウンロード、音楽プレイヤー。
ワンセグTV、ゲーム機。
カメラ(静止画、動画)、録音

その後くらいに通話が来る。(そうでもないか)

一般的にもケータイに電話がかかってきてすぐ出るってことは少ないようで、昔のポケベルのように着信メモリーを見てコールバックする人が多いようだ。

例えば、着信しても音を鳴らさずバイブで知る。打ち合わせや移動が多く、そのたびにマナーモードにするのが面倒なので、常にマナーモードにしている。これで十分。もちろん、メッセージが残されている場合や緊急度が高そうな場合は、コールバックする。つまり、携帯は結果として、ポケベル化して使っているという人は多い。
(着メロはこれからどうなるかな)

これは通信が人の生活に入り込んだということではなく、デジタル化の結果、通信以外の情報もケータイが取り込んでいるということだろう。


2008/10/18 22:21 | Comments(0) | TrackBack() | エピソード

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