一つは有害物質の拡散防止です。
もう一つは、資源の有効利用です。
携帯の電池関連の有害物質は、鉛蓄電池における鉛や硫酸、ニッカド電池のカドミウム、水銀電池などの水銀があります。
ヨーロッパの有害物質販売規制に関する指令(RoHS指令)では、カドミウム、水銀は販売が禁止されます。しかし、電池はRoHS指令の対象外であるとされていますが、電池については、厳重な回収が義務付けられています。
リチウムイオン電池の場合は使用禁止物質は含んでいません。しかし、主な原料であるコバルトが希少金属で、コストが高いため、その有効利用のために回収が行われています。
携帯電話の電池などの回収は、日本においては量販店や電気店の店頭にある電池の回収ボックスに入れることにより処理業者への引渡しまで行われますが、これは電池工業会と国内電池メーカーが中心となって設立された有限責任中間法人JBRCが行っている事業です。
充電池(二次電池)に関してはマーキングがなされています。リサイクリングのためのマーキングは国、地域によって異なります。
日本での表示は電池工業会が推奨しているものです。3個の矢印によるリサイクルマークは国際規格ではなく、日本とアメリカを中心にしたもののようです。
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