昔の携帯電話の電源は、いわゆる一次電池、つまり、乾電池で携帯に充電はできないで一回で使い切って終わりの電池が使われていました。
今は、電池をいちいち取り出さなくても充電できるバッテリーや蓄電池を使っていて、何度も携帯に充電できるというメリットがあります。
しかし、この充電池に蓄えられた電気は使われなくても時間が経つにつれて自然放電が大きいので、長期間使わなかった携帯電話を使う場合には充電が必要になってきます。
1990年頃に携帯電話に使われていた二次電池はニッカド電池ですが、2000年代になって主流となったのがリチウムイオン電池です。
今では、外出先などでも携帯電話に簡単に充電ができるような様々な携帯電話のための充電器が出ています。
☆パソコンのUSBから携帯に充電ができるUSB接続タイプの充電器
☆乾電池式の携帯充電器
☆ストラップとしてつけられる携帯充電器
☆太陽光によって携帯に充電できるソーラー充電器
☆車のシガーライターで携帯に充電できる車載式充電器、
☆アルカリ乾電池での充電、パソコンUSB接続、車のシガーソケット、家庭のACコンセントからの充電と4通りで携帯に充電ができるマルチタイプの充電器
☆手動式携帯充電器
などです。
現在は、充電のために携帯電話と充電器をつなが接続しなくてすむ、充電用パッドが開発中のようです。(パッドの上に携帯電話を置いておくだけで充電できるということ)
国内の携帯電話市場が急速に縮小している。
具体的には、電子情報技術産業協会(JEITA)が10月8日に発表した2008年8月の携帯電話の国内出荷実績は前年同月比47・9%減の208万4000台となり、統計が始まった平成4年以来最大の落ち込みを記録した。
携帯端末の値段は高くなるけれど、毎月の利用料は安い料金という新しい携帯電話の料金プラン導入による買い替え需要減退の影響が続いているのが主な原因という。
国内携帯最大手のシャープが平成21年3月期業績予想を下方修正するなど携帯電話メーカー各社の業績を直撃しており、戦略の見直しがつづく。三洋(京セラに事業売却)、三菱(3月に撤退決断)と続いた携帯電話業界再編のニュースに続き、ソニーは国内ドコモ向けの携帯電話開発・製造から年内にも撤退するとのこと。
日本の国内携帯市場はすでに1億台超が普及して飽和状態。1億台という市場規模は、中国や全世界と比べると小さいが、通信会社と協力すれば、そこそこおいしい市場だった。それも料金政策変更と景気低迷による消費の冷え込みにより打撃を受けた。
ガラパゴス的進化を遂げた日本の携帯電話には、世界企業としては、もう付き合えませんということ。しかし、シャープが6月に中国市場に参入したほか、パナソニックも平成22年にも海外に進出する考えだ。
再編淘汰(とうた)が進む一方で、成長が見込める海外に携帯電話販売の活路を求めるメーカーも増えていく。